私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

LGBTを理解する

平成28年11月26日13:00~,豊前市市民会館にて,人権講演会「LGBTを理解する」が開かれました。東小雪さんを講師として,大変興味深いお話をうかがうことができました。

LGBTとは,L=レズビアン,G=ゲイ,B=バイセクシャル,T=トランスジェンダーの略で,「性的マイノリティ」の総称の1つです。LGBTは人口の7.6%,実に13人に1人,学校のクラスに2人くらいの割合になるとのことです。それほどまでに身近な存在なのに,まだまだ広まっていないのは,「声をあげる」ことができない人々が多数いるのかな,と思ったところでした。今後の生活において,自分がかかわる方々に関しても気を付けていきたいと思いましたし,自分の子ども達にも伝えていってあげたいと思えるお話でした。

話のなかでは,学校教育において,先生自らが加害者にならないこと,積極的に関連書籍を備えることなどのお願い,「ホモ」「オカマ」「ニューハーフ」「オネエ」「レズ」「オナベ」などの言葉は用いず,「ゲイ」「レズビアン」「同性愛者」「バイセクシャル」「トランスジェンダー」「性同一障害」などのニュートラルな言葉を使うのがおすすめなどのご指摘,アウティング(カミングアウトしてくれた内容の言いふらし)をしないようにとの注意など,具体的なお話をいただいた上で,今後の生活上の指針になりうる示唆を多数いただいたように思います。

「性」とはなにか,「家族」のかたちは,といった,根源的でありながら難しい問題について,改めて考える機会をいただいたのは,とてもよかったと思います。 帰りがけに,販売されていた「女どうしで子どもを産むことにしました」「同性婚のリアル」も購入。ひとまず前者を読んでみました。東小雪さんと増原裕子さんの「妊活」についてのエッセイですが,そこで,多くの方々が,家族に大事なのは「Honest(誠実)」であると指摘していたところが印象深かったです。内容について詳細を知りたい方は,ぜひ1度読んでみることをおすすめします。

豊前市で,今回の講演会ような素晴らしい活動が行われていることを嬉しく思います。私も,これからも引き続き,積極的に参加していきたいと思います。


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。