私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

恩師のことば

本日からセンター試験。寒波の中,自分の人生をかけ,さまざまな想いのもと,受験にいどんでいることでしょう。

私がセンター試験を受けたのは,すでに10年以上も前。もう,試験など受けないだろう…と思っていたら,司法試験,二回試験という,これまた過酷な試験を受けることなります。 私は,1度,司法試験に失敗しています。しゃかりきに勉強していたので,根本的になにかが悪かったのだろうと思い,視野を広げて,いろいろと考えました。たくさんの方にお話も聞きました。(ほかにもたくさんあるのですが,)恩師に言われ,今でも指針にしている言葉を,3つだけ紹介させていただきたいと思います。 (受験生はそれどころではなく,この記事を見ることはないかと思いますが,陰ながらのエールとして。)

1 敵を知り,己を知れば,百戦危うからず

月並みですが,なにに取り組むにおいても,これにまさる指針はないと思います。 敵(検討の対象)が何を求めているのか,己が何をどこまでできるのか,その差はどういったものか,どうやったらその差を埋められるのか… 私は,いま,地方の弁護士として活動しているわけですが,地域の方々が何を求めているのか,私に何ができ,何ができないのか,どうやってその差を埋めればよいか…ということを,日々考えながら,活動をしています。 最終的には,地域の方々が,考えてもいなかったような付加価値をつけ,満足していただけるレベルまで磨き上げたいというのが,目標です。 今後も,精進してまいります。

2 人事を尽くして天命を待つ

恩師からお言葉をいただき,大変感銘を受けました。今回の記事を書こうと思ったのは,本日の西日本新聞のコラム「春秋」の冒頭,この言葉が紹介されており,当時のことが強くよみがえってきたからというところもあります。 本来,ここまでの意味があるのかはわかりませんが,私は,その人から,以下のように教わりました。 「物事がうまくいったら,それは自分の力の及ばないなんらかの力が働いたのである。感謝の気持ちを忘れてはならない。うまくいかなかったのなら,あなたになにかが足りなかったのである。努力あるのみである。」 お話をいただいて,鳥肌が立つような感覚を覚えたことを,今でも覚えています。 自分に過信や慢心はないか。運を味方につけられるかも実力のうち。視野を狭く,自分の尺度で努力の意味をとらえていないか。まわりのおかげで勉強できているという自覚はあるか。広い視野で,前向きに物事に取り組めば,必然的に「天命」は舞い降りるものだ… 明確にことばをいただいたわけではないですが,このお話には,たくさんの示唆があったのだと思います。 いま,まさに,たたかっている方々にも,前向きに試験に臨んでほしいものです。

3 神は,乗り越えられない試練は与えない

これも,恩師からいただいた言葉です。 いまたたかっている方々にも,ぜひとも試練を乗り越えていただきたいものです。


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。