私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

定着 豊前総合法律事務所 始動

3年間,豊前ひまわり基金法律事務所の所長を務め,豊前地域へのリーガルサービスの提供に全力を投じてまいりました。多くの法的紛争を,できる限りすみやかに,できる限り依頼者の利益を最大化できるよう,適切に解決してきたと自負しています。

「ひまわり」は弁護士のトレードマーク。バッチもひまわりの文様です。「ひまわり基金」は,弁護士「会」の基金であり,基金から経済的支援を受け,事務所を開設できました。大変ありがたいと思っております。その後,当初は閑古鳥が鳴き,なんとも経済的に厳しい状況が続きましたが,地域のみなさまのご支援のもと,段々と紹介も増え,依頼も増えていき,何とかかんとか3年間の任期をまっとうすることができました。これもひとえに,みなさまのお陰であると考えております。ありがとうございます。

さて,弁護士が定着し,その地でリーガルサービスを提供し続ける意味とは何でしょうか。任期満了がせまり,別の弁護士に交代して事務所を明け渡すか,そのままこの地で骨を埋めるかの選択を考える中で,そもそも地域の方が,同じ人によるリーガルサービスを望んでいるのかということを考えました。確かに,利益相反の問題などを考えると,定期的に新陳代謝をして,弁護士が交代した方がよいという考え方もあるかもしれません。しかし,地域に限らないかもしれませんが,「この人だから,問題の解決を頼みたい」と思って依頼していただくくらいでないと,なかなか依頼はしにくいのではないでしょうか。地方ではその傾向が顕著のような気もします。そうすると,その地に根を張って,信頼を勝ち取り,継続的に活動をしていくことには,それなりに意味がありそうです。地域の需要にこたえる,需要を掘り起こす,私にしかできないことをやる,という原点の想いを考えてみると,やはり,その地に定着してやっていくべきだろうと,改めて決断した次第です。

弁護士会の支援を離れ,公設事務所から完全私的事務所になるということですが,実際は,名前が変わるだけですので,前身から初志貫徹,地域へのリーガルサービスの提供に努める所存は変わりません。一方,名前を変え,気持ちを新たに,今後の活動を見直しても行きたいと考えています。

豊前総合法律事務所というのは,割とありふれたネーミングかもしれません。しかし,私なりによく考えて命名しました。これまで,豊前ひまわり基金法律事務所が,さまざまな事件の受け皿的な役割を果たし,どんな依頼でもできる限り断らず,何とかして解決しようとしてきたものですから,種々雑多な事件に取り組んできた,あるいは取り組む総合的な対応事務所としての役割をあらわすものとして,ぴったりの名前だと考えたのです。

しばらくは,電話口での事務所名の呼称を間違えることが多いかもしれませんが,そのあたりはご容赦ください。

再出発に際し,たくさんの方からお品やお言葉をいただきまして,非常に励まされております。精進していきますので,今後も変わらぬご愛顧を,どうぞよろしくお願いいたします。


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。