私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
交通事件の弁護活動の在り方
弊所は,取扱事件の約4割(日々変動するので,体感)が交通事故事件です。注力分野ということになるでしょうから,(交通事故関係刑事対応の参考という意味合いが強いですが,)自己の研鑽のため,道路交通研究会編/東京法令出版発行「月間交通」を購読しております。概ね,警察官がどのような交通取締りをしているか,最近はどんな問題が多いか,最新裁判例(刑事事件中心),交通の将来像,各種統計など多角的に検討しており,なかなか面白いです。先般送られてきた最新号(2019.11)は,あおり運転関係の記事が多く,やはり近時問題になっているのだなあと感じさせられます。
なかでも,昭和大学医学部法医学口座教授・警察大学校講師・元最高検察庁検事・城祐一郎氏の特別寄稿が目につきましたので,自分への戒めも込め,紹介させていただきます。
同氏が,弁護士の活動態度について峻烈に批判している部分につき,以下のような記載がありました。
「我が国は,これまで述べた交通警察をはじめとする多くの部署の警察官が誠心誠意職務を全うしようとすることで,実に,治安の良い,平和な社会を維持することができております。私も検事として警察と一緒に捜査をしながらも,警察のおかげで,自分も,また,家族も安全に暮らせていられるのだと感謝してきております。しかしながら,弁護士の中には,そのようなことに思いを馳せることもなく,常に,警察を敵視するような弁護活動をする者らも少なくありません。私は,彼らを心から軽蔑しております。彼らが好き放題のことを法廷で言えるのも,彼らが不在時の家族を警察が守ってくれているからだということに思い至らないからであります。私は,彼らと同じように見られるだけでも不本意ですから,検事を辞めても弁護士にはなっておりません。また,今後,弁護士登録をすることも絶対にありません。」
なんとも耳が痛いですが,警察官の活動に敬意を忘れず,日々の生活,業務にあたっていきたいと改めて意識喚起がされた思いです。もちろん,弁護士が警察と敵対するか否かは事案によるのではないかとか,立場の違いとか,いろいろ想うところもないわけではないですが,とある(元)検事はそのような感想を抱いているというご意見につき,心に留めておきたいと思い,ブログで紹介させていただきました。