私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
講演「本当にこわいパワハラ問題」
ハラスメントに関する報道が後を絶ちません。昨年はILOがハラスメントを禁止する条約を採択しました。これにあわせて,日本もパワハラの定義,事業主の防止措置などの義務付けなどを法制化しました(R2.6~施行予定)。そうした流れを受け,今年の豊前市人権講演会でも,パワハラに関する講義のリクエストをいただきました。
こうした次第で,令和2年1月23日~,@豊前市役所3階大会議室,「本当にこわいパワハラ問題」をお話しさせていただきました。
実は,昨年も講演依頼いただいており,その際も,(当時はスポーツ関係のハラスメントの報道がさかんだったこともあって)ハラスメントの講演依頼でした。重複するとよくないかなと思いましたので,今年は経験事例や裁判事例を参考にして,法制化については最新の議論状況など(たとえば,ILOでは第三者(取引先・顧客など)との間でのパワハラなども含めて定義されているが,日本ではこの点は議論中であることなど)をお話ししています。
みなさん熱心に聞いていただいたように思います。
人格否定的な言葉は使わない,職場環境を整える,「俺の時代はこうだった」は通用しない,平素の行状が問われる(普段のコミュニケーション・信頼関係が大事)…などなどの話をした上,現在の法制化状況をお話ししたところです。
「今後,我々はどういうことをしていけばよいと思うか?」というなんとも深遠なご質問もいただきました。取り急ぎお応えできるのが,おおむね管理職向けの研修なので,パワハラを発見するための内実のある制度づくり(予備調査制度など),事実を把握した後にどのように対応するかについて第三者が介入して検討できる制度づくりなどに加え,把握した事実をもとにしっかり検討できる体制づくりなどかなあということをお話ししております。
貴重な機会をいただきました。 ご多忙中ご参加いただいた企業の方々,豊前市の職員様,ありがとうございました。