私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

ふくとん

錦雲豚専門店ふくとん。中津の高級ブランド豚肉,「錦雲豚」のお店です。前々から食べに行きたいと思っていましたが,ようやく行けました。

柔らかなお肉をとんかつにした,カツカレーをいただきました。カレーもカツも,味わい深く,大変おいしゅうございました。角煮もいただきましたが,大変柔らかく,やみつきになりますね。贅沢な夕食,家族でのお祝い事などにぴったりのお店です。ぜひともご賞味あれ。 enter image description here enter image description here

菜根譚

「菜根譚」を読みました。中国の古典で,前集222条は,処世訓を集めたもの。後集135条は,世俗から離れた達人の楽しみを説くものです。特に,前集においては,仕事にも私生活に通じる教訓が多く,度々見返したいなと思いました。初読で特に気になった10の処世訓について,記載しておきたいと思います。

7「つよい酒やコッテリした料理に本物の味わいはない。本物の味はアッサリの奥にある。派手な才能の持ち主が達人とはかぎらない。達人は常に平凡。「平凡」の奥にある「非凡」こそ達人の境地である。」

38「魔性のものを降伏させるまえに,まずは自分の心を降伏させよ。自分に打ち克てば,どんな悪魔も退散する。横暴なものを制御するまえに,まず自分の気持ちを制御せよ。平静な気持ちには外からの横暴は侵入できない。」

42「彼が富を振りかざしてくるなら,われは「仁」で対抗し,権力を振りかざすなら「義」で立ち向かう。君子は支配者にまるめこまれることはない。強い意志と志をもてば,天地の神でもその自由を奪えない。」

51「人に施した恩恵は忘れたほうがよいが,人にかけた迷惑への償いを忘れてはならない。人から受けた恩恵に対して恩返しを忘れてはならないが,人に対する恨みならばサッパリ忘れたほうがよい。」

90「天が降伏を授けてくれないなら,私は徳を磨いて幸福を得る。天が苦役で酷使するなら,私は心を平安にして苦痛を癒す。天が苦境で道を阻んでも,私はわが道を貫きとおす。こうすれば,天でさえ私の生き方をどうにもできない。」

102「文章が最高の境地になると,奇抜なものはなく的確な表現だけが残っている。人格が最高の境地になると,奇抜なものはなくありのままに生きているだけだ。」

142「君子は,たとえ貧乏で経済面で救うことはできなくても,悩み苦しんでいる者に出会えば,一言の助言で苦境から救い出すことができる。これもまた,計り知れない善行である。」

146「自ら反省できる者は,すべての出来事が良薬となる。責任転嫁する者は,その思いが凶器となり自らを傷つける。前者は善行への道をひらき,後者は悪事の源となる。両者には天と地ほどの差がひらく。

165「他人の過ちは寛大に許すべきでが,自分の過ちにはあくまで厳しくありたい。自分の苦しみには耐え忍ぶべきだが,他人の苦境を見逃してはならない。」

214「真剣に書物を読むなら,喜びで小躍りしたくなるまで読みこめ。それでこそ文字面にとらわれずに神髄を摑める。真剣に物事を観察するなら,精神がそれと一体になるまで観察し尽くせ。それでこそ表面に惑わされずに真相を悟れる。」

事業承継について(3)

事業承継の障害になり得る制度として,「遺留分」という制度があります。相続人の生活保障などの趣旨で,最低限の相続を受ける権利が与えられており,これを遺留分制度と呼びます。

事業承継を円滑に進めるためには,経営の承継のため,後継者に,株式や事業用資産を集中させることが望まれます。遺言等の活用も考えられます。しかし,先代がいくら財産を後継者に移転させても,他の相続人が,遺留分減殺請求をすることで,株式等の財産が分割され,安定的かつ円滑な事業承継を行うことができなくなる可能性があるのです。

また,ここでも,株価の上昇が問題になり得ます。後継者の貢献によって,会社の業績が向上すると,自社の株式の評価額も上昇します。先代である被相続人の遺産に自社株が含まれていると,その評価額は相続開始時の価額になります。生前に株式を贈与していても,特別受益として相続財産に持ち戻されれば同様です。自社株の相続税評価額が上昇することで,相続財産全体の評価額が上昇すると,結果的に,その上昇分は,遺留分の上昇につながってしまうのです。後継者が経営努力をすればするほど,遺産分割時には自分にマイナスとなって跳ね返ってくるわけで,逆のインセンティブとなりかねないのです。

こうした不都合を介するため,経営承継円滑化法により,民法の特例を定めています。除外合意(贈与等により取得した自社株式を遺留分算定の基礎財産から除外する制度),固定合意(生前贈与株式の価額を当該合意時の評価額であらかじめ固定できる制度)について定めています。ただし,これを利用するには,推定相続人全員の合意が必要など,要件が厳格で,使い勝手が悪いなどと批判もされているようです。

冷泉茶屋

1200円。おまかせ定食。すごいボリュームです。畑冷泉の名所。1度ご賞味あれ。残念ながら,閉店が近いとのこと。みなさま,お見逃しなく。 enter image description here enter image description here enter image description here

離婚に際する生活設計

離婚の相談は多いように感じます。特に女性側からの相談の場合,よく耳にする不安として,将来の生活設計に関する不安があります。

一般的・法的に離婚で処理すべきとされる,離婚・親権・養育費・財産分与・慰謝料・年金分割/婚姻費用/DV保護命令などのアドバイスとあわせて,当事務所では,将来の生活設計に不安を抱える方に対し,たとえば,以下のような制度の紹介などもしています。

児童扶養手当,児童手当,特別児童扶養手当,就学援助,母子福祉資金,ひとり親家庭等医療費助成,寡婦・寡夫控除,生活福祉資金…

当事務所のリンク集にも,関連する項目を設けていますので,ご活用ください。

人形供養祭&みんなのマルシェ in 豊前

本日,人形供養祭&みんなのマルシェ in 豊前 が,JAやすらぎ会館で開催されました。豊前も,マルシェの開催は,多いんですよ。この1年間で,一市三町,いろいろなところのマルシェを見に行って,勉強させていただいています。

いつも,風知草のカレーを食べたい!と思っているのですが,行くのが遅いのか,売り切れで残念な思いをしています。少し距離はありますが,お店まで食べにきてほしいということでしょうかね(笑)。

髙瀬事務所による「終活」相談会も開催されていました。安心して備えができる,非常に良い企画だと思います。

豊前市でもいろいろとイベントが行われています。より多くの人に,豊前市を楽しんでいっていただけたらと思います。 enter image description here enter image description here

行橋市の交通事故の現状(西日本新聞より)

目を引く記事があったため,引用します。 本日の西日本新聞・30面(北九州版)です。

「県内の35警察署で交通事故の重傷者が3番目に多い行橋署は1日、『交通事故リデュース(減らす)50日作戦』と銘打ち、取り締まり強化などの事故抑制策に乗り出した。」「同署によると、今年1月から9月末までの管内の人身事故件数は821件(前年同期比69件増)。死亡事故はないが、重症者数は43人(同12人増)。このため同署は期間中、飲酒運転やスピード違反の取り締まりに努め、署員による朝晩の主要道路の立番なども行うという。」

行橋市には,裁判所や警察署がありますから,よく通りますが,重傷事故が多いという評価の土地ということのようです。何が原因でそうなっているのかが気になりますが,飲酒運転やスピード違反が多いということなのでしょうかね。車が必須の地域ながら,飲酒が可能な飲食店も相応にありますので,気を付けなければならないですね。

弁護士は,事故後の賠償請求の段階でかかわることが多いですが,本来,事故など起きないのが1番です。個々の意識を高めるとともに,警察にも頑張っていただいて,少しでも事故の少ない社会になっていけばと思います。