私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
いままでの投稿: 2019年5月
人材確保と労務トラブル防止対策のポイント~セミナーメモ~
地域の弁護士として,中小零細の社長とお話しする機会もしばしばあります。昨今叫ばれる人手不足の話,後継者不足の話,従業員との人間関係,社長は大変です。労務関係でアドバイス差し上げることもしばしばですが,アドバイスの内容を深めたいと思い,積極的に,色々な方のセミナーを拝聴しております。
本日,中津商工会議所にて,株式会社コヤマ経営の小山雅敬氏の講演を聞いてまいりました。目から鱗のさまざまなアドバイス,私の今後の業務にも活かせると確信しています。
乱雑ですが,いくつかメモをしておきます。
「入社祝い」「入社支度金」制度は,初任給をいただくまでに1か月以上が空いてしまうことから,そこまでの生活費を保障する意味があり,生活費のため,この制度がある会社を探して応募してくる人もいる。要検討。ただし,すぐに辞めるとなると,何のために支払ったかわからないから,分割で支払うなど工夫をするのが通常。
求人HPはスマホ対応が必須。そこでの条件面は,固定給などは好まれず,能力や成果に応じて給料を支給する方向性が好まれるようになってきている。
求人広告には,必ず写真を入れる。モノではなく,人が映った写真。4~5人が笑顔でいて,仲間の雰囲気がわかる写真を利用する。「職場は皆仲が良く明るい雰囲気です!」など,よい雰囲気が伝わるキャッチコピーが大事。「風通しのよい職場」もよい。入社祝い金など制度があるなら,書く。
応募があった際は,担当者不在でも対応ができるように,マニュアルを作成しておく。逃がさない。求職者は,7時間立つと別のところに行く。「明日,かけなおしていただけますか?」は最悪。ショートメールを利用するため,携帯電話の番号を聞く。今どき,知らない番号には出ない人も多い。
採用面接では,「前職を退職された理由を教えていただけませんか?」「●●として働くにあたって,何が一番大切であると思いますか?」「仕事に支障となる病気はありますか?」という質問は欠かせない。人は,育てればよいのだから,採用時には,「マナー」「責任感」「素直さ」を重視する。
HPでは代表のメッセージでしっかり訴求する。一昔前は,「顧客満足」ということばが響いたが,今は「全社員満足」が響く。社員紹介では,5人以上を出した方がよい。「安全」に関する記載は,本人というより,妻,家族向けのアピールとして必要。
ハローワークの求人票の書き方はとても大事。求人票は見られないと意味がない。検索ワード,単語を意識し,多くの言葉を埋め込む。
少しでも参考になれば幸いです。