私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
いままでの投稿: 2020年11月
復讐するは我にあり
今村昌平監督「復讐するは我にあり」(1979年(昭和54年))
地域ゆかり(?)の事件ということで,紹介させていただきます。
なお,基本的に凶悪犯を描いた映画なので,決して気持ちのよい作品ではありませんので,そのような内容が苦手な方にはおすすめいたしません。
西口彰事件(実話)をもとにした作品です。作中では「榎津巌」。九州・日豊本線築橋駅(今でいう苅田駅)から始まった殺人事件,78日間の逃亡生活の中で何度もにこやかに罪を重ね,最後は九州で裁判・死刑になります。
小倉の裁判所で死刑判決。身近過ぎて怖くなるほどです。
作中では,淡々と逃亡生活を描いていて,何かのメッセージ性があるわけでもなく…。想像を絶する人間もいるんだなという感想です。榎津厳役の鬼気迫る演技は見どころ。日本史に残る凶悪犯罪を目の前に。
実話でも,西口彰は,弁護士を語って詐欺を働き,弁護士を殺害してしまいますが…
作中は,何の文脈もなく,弁護士が殺されてしまっていますが,ただでさえ恨まれやすい職業ですので,私も気を付けたいと思います。
AFP登録
AFP登録しました。
FP2級試験を受けた上,必要なカリキュラムを修了した場合に登録できる資格になります。
より深くお金のことについて学んでいけるものと思います。
私が扱う業務は,ほとんどが財産法にかかわる問題です。どんな事件でもお金に関する問題は出てくるもの。
これまで以上に深いアドバイスや幅広い対応力を発揮できるよう,精進してまいります。
have to と want to
とある講演で,
法律相談は have to(しなければならない)で組み立てるのではなく,
wanto to(お客様のためにこうしてあげたい)で組み立てた方が上手くいく
という趣旨のお話をお聞きしました。
そのとおりだなと思いました。
これを聞かなきゃ,あれを聞かなきゃ ではなく,このお客様にどんなことをしてあげたら喜ぶかな などと考えながら相談を受けた方が,聴いている側も,そしてこちらの側としても,満足度の高いものになるのではないかと思いました。
備忘のためにメモをしておきます。
法律のイメージ
日経新聞の名物コラム「私の履歴書」。
少し時間がたってしまいましたが,11/4(水)のコラムに興味深い記載がありましたので,ご紹介を。
三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏の記事が展開されています。私が注目したのは。大学生のときの,法学を学んだときの話。
「法学も面白かった。教えてくれたのは伊藤正己教授。後に最高裁判事になる方である。最初の講義で「法律は言葉で表すが,言葉で全部書けるものではない。言葉の意味は時代によって変わるし解釈だ。結局,どう解釈するかで決まるから,判例の積み重ねで社会の法的秩序は維持されている」と述べられた。抱いていた法律のイメージが崩れた。」
もともと,法律にどんなイメージをもっていらっしゃったのでしょうね。何でもカチっと決まっていて,決まった法律の条文を読めば何でも解決するといったようなイメージでしょうか?そうであるとすれば,私も,確かに,勉強する前は,六法全書を全部覚えて,その知識で何でも対応できるのだろうくらいのことを考えていました。でも,世の中と人間いうのは,知れば知るほど複雑で,一筋縄ではいかなくて,法律も人間生活を円滑にした梨よりよくしたりするための道具でしかない。その法律も穴があることも多く,そのときは道具である法律そのものを変えていく。日々動いている法律の世界は,難しく,それでいて面白いものだと思って,実務に取り組んでおるところです。
伊藤正己教授の言葉となると,(主に法曹関係者において,)興味を惹かれる方もおられるだろうと思い,ご紹介いたしました。