私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
いままでの投稿: 2021年
弁護士過疎偏在地域と裁判のIT化
来週には,九弁連大会があります。年に1回,九州・沖縄の弁護士が(本来であれば)集って行う大会です。昨今の状況にかんがみ,Web開催になります。
そのなかに,九弁連の「決議」「宣言」というものがあります。今年度は,私が事務局長をつとめます,司法改革問題に関する連絡協議会より,民事裁判手続のIT化と裁判所支部に関する決議を提案し,九弁連理事会で決議いただきました。
既に決議されているため,九弁連のHPでも,決議が確認できます。ぜひご一読ください。
今回,決議の起案と上程に深くかかわりましたが,毎年,決議や宣言をするため,どれだけの時間と労力がかけられているか,どれだけ大変なものかが,身に染みてわかりました。正直,事務方として相当にしんどかったですが,無事に決議がなされ,その過程で支部に関する問題につき真剣に議論いただいたことは,地方の市民や弁護士にとって,非常にプラスになったのではないかと思います。私自身も良い経験をさせていただきました。
10/22の九弁連大会において,この決議についても,報告がなされると思います。楽しみです。
ワクチン接種しました。
ワクチン×2,接種してきました。
多少,鈍器でなぐられたような痛みが生じたりといった副反応がなかったわけではありませんが,よく言われている熱などは,いまのところ出ていません。
配偶者も接種が終了しております。少しでもお客様の安心につながるかなと思います。
ワクチンは重症化を防ぐ役割しかないという話もあるようですし,もちろん,今後も,対策は万能に行ってまいります。
九弁連・夏季研修会でお話してきました!
私は,現在,九州弁護士会連合会の,支部特有の問題を取り扱う協議会の事務局長をつとめております。九弁連では,夏季の理事会のあと,毎年研修会を行っていますが,本年は,上記協議会の委員長である上田英友先生と,僭越ながら私がお話をさせていただきました。
上田先生からは弁護士過疎偏在問題の全般的な話を,私は実情を踏まえた過疎偏在弁護士の必要性などについてお話をさせていただきました。上田先生のお話はさすがで,しっかりとしたデータをもとに,名古屋宣言から始まって,弁護士過疎偏在問題への取り組みの歩みをお話されており,私も大変勉強になりました。
私は,弁護士が身近にいるということが何よりアクセス向上に寄与することなどを中心に,過疎偏在弁護士の存在意義について自分なりにお話しさせていただき,一方で,過疎偏在弁護士がどんな悩みを抱えているかについて,簡単にですがお話しさせていただきました。
理事会クラスの先生方に,いかほど参考になったかはわかりませんが,少しでも支部,弁護士過疎地へ目を向けるきっかけになってもらえればと思います。
がんばらなくても 死なない
竹内絢香「がんばらなくても 死なない」(KADOKAWA)
コミックエッセー読みました。内容に感動しましたので,コメントしておきたいと思います。
褒められても謙遜してしまって,友人の一言で,謙遜は美徳のようで,実は相手のことを考えられていない身勝手な行動なのではないかと気づくエピソードがありました。このエピソードに限らず,作者の方は,割と自己肯定感が低めなのかなという印象です。でも,いろいろな局面で,作者のような思考をたどってしまいがちな方も多くおられると思いますので,(私も含めて,)多くの人に共感できる内容が含まれているのかなと思います。もともと自分はこう考えていたけど,こういう考え方に変わっていったという「変化」が綺麗に描かれていて,非常にわかりやすく,ためになりました。仕事のなかでも役立ちそうですし,お客様のことを理解するうえでも,考え方が参考になりそうです。
なかでも私がお気に入りなのは,「完璧主義の私が,卒論に悪戦苦闘していたら,教授から,卒論で大事なのは『おわらせること』だと指摘を受けたエピソード。そうですよね,弁護士も,完璧な準備書面を書きたいと常々思いますが,(期限までに)おわらせるのが大事ですもんね(ちょっと違うかもしれませんが。)。たびたび出てきます教授の一言は,なかなか面白いです。
自分が実際に悩んできたことについてしたためていること,1話1話はそれほど長くなくストレスなく読めることなどから,おすすめです。
この本では,その考えに至るまでの具体的な経過や,背景となる作者自身のことなどについては,簡単に触れられているだけですが,そちらも別途またしたためていただければ,言いたいことがより深く伝わるかもしれませんね。
考え方がとても参考になると思いました。みなさまもぜひ1度読んでみてください。
個人情報保護士の認定を受けました。
個人情報保護士の認定を受けました。
個人情報保護法・マイナンバー法・その他関連法規やガイドラインを理解し,さらに,ITをはじめとするセキュリティの基礎知識を備えたという認定をいただいたということです。
弁護士は本来的にセンシティブな情報に触れるわけですから,こうした基礎知識は必要でしょう。さらに,裁判もIT化され,幣所内でもIT化(ペーパーレス化,さまざまなIT機器及び機能の活用,RPAなど)を推し進めているところですので,この機にしっかり勉強しておくのが有用です。もちろん,お客様の情報保護管理体制構築のお手伝い,アドバイスもできるようになりますから,仕事の質もあげていけると思います。
いずれにせよ,得た知識はどう活用するかが大事なので,今後に活かしていきます。
ご依頼者様からのお言葉
感激した出来事がありました。ご依頼者様の了解を得ましたので,ご紹介させていただきます。
なかなか大変な交通事故の案件を担当していたのですが,先般,無事に解決することが出来ました。ご依頼者様より感謝の言葉をいただき,感無量です。こういうとき,弁護士になってよかったと思いますよね。
今後もしっかり頑張っていきたいと思います。
関弁連の支部交流会に参加してきました。
関弁連の支部交流会に参加してきました。メインテーマは調停官(調停委員ではありません)の拡大・民事訴訟のIT化と支部問題。やはり長時間のWeb視聴は疲れますね。該当弁連外のため安心していたら指名もいただきましてひとことだけ発言させていただきました。 内容はさまざま,勉強になりましたが,いくつか挙げますと… 開会のあいさつが地元市長なのは驚きました。弁護士出身の市長だったのですね。 関弁連の「地域司法充実推進委員会」は,支部交流会(弁護士間交流・意見交換)だけでなく,報道各社記者との意見交換会,支部現地への移動委員会,支部現地の裁判所・検察庁・市役所等の視察等,地域司法関係の専門家との勉強会,支部サミット(市民参加型),法曹連絡協議会など実にさまざまなことをやっているようです。九弁連でも参考にさせていただきたいと思います。 民事訴訟のIT化については特にさまざまでしたが,①土地管轄を守ること,②人証を限定的にすること,の2点を必ず守るべき,そうすると必然的に支部の箱や機能をなくすことはできない,といったような意見(ねじ曲がっていたら申し訳ないです。私はそう理解しました。)はなるほどと思いました。加えて,支部でのWeb裁判の実施が来年からであることになぜ誰も怒らないのかという意見もありましたが,私も同感です。 会で吸収したことを活かして,今後の九州の司法サービス全般の向上,反面である市民の利便性向上に役立てます。
京築地区法曹関係機関連絡会
京築地区法曹関係機関連絡会 令和3年7月1日午後4時~
昨年はコロナでできませんでしたが,今年はできました。行橋支部のJPBが集まって司法手続に関して協議する場。支部長も家事担当官も担当副検事も交代しましたので,ざっぱくに意見交換出来てよかったです。
内容を記載するには支障があるところもあると思うので,支障のない範囲で…
気になる新型コロナ対策 → https://www.courts.go.jp/about/topics/vcmsFolder_1057/index.html
先般ニュースにも出ていた支部でのIT化運用開始時期,行橋は? → 令和4年7月上旬を予定
裁判所にデータ提出する際はウイルスチェックを!
裁判所としては,東京・名古屋・大阪などの裁判所が出している書式を使ってほしい。
遺産分割や相続放棄などの委任状は「被相続人」の記載も必要(事件の特定)
家事事件は基本的に福岡家裁のHPの書式を利用してほしい。郵便番号,氏名のふりがななどが記載されていないことが多いので注意。別居時期なども明確にわかりやすく探し出せるように書いてほしい(検索システムにあげるべくく報告しているが書記官が該当箇所を探すのが大変)。書面を出す場合は,裁判官や調停委員が毎日来るわけではないのではやめに出す。裁判所も配慮はするが相手方と鉢合わせたくない当事者には代理人が付き添ってほしい。
オンラインの面会交流の積極的活用の方向性?審判でかけるかまでは微妙だが…
などなど,いろいろなお話をいたしました。
弁護士の裁判所での仕事は,裁判官を説得すること。裁判所の考えを理解するのは,今後の弁護活動に役立ちます。今後も,精進していきます。
コロナが落ち着いたら,懇親会もできるといいですね。
Leagal Force 導入しました
九弁連の協議会で例年のようにIT化と支部問題を扱い,新型コロナウイルスの問題で待ったなしでIT化・リモートワーク化の導入を検討せざるを得ず,時代の流れとしてもIT化に対応せねば…と考え,約1年かけてせっせとペーパーレス化,IT化をいろいろと試しているところです。あわせて,幣所でもRPA(Robotic Process Automation)を進めようと思いまして,ひとつの取り組みとして,Leagal Forceを導入してみました。
契約書レビューツールであり,AIが契約書のリスクの洗い出しをしてくれます。弁護士は,AIでは対応できない個別具体的な対応などに注力することができ,より質の高いサービスが提供できればと考えております。法改正のスケジュールなどもわかり,これにあわせた書式の活用・提供などにも役立ちそうです。
事務所が益々進化していくよう,今後も精進してまいります。
介護職員初任者研修 修了
実は,随分前から(1年以上前から),「地域柄高齢者が多いので介護に関する問題も生じるかもしれない」「対応に当たって現場の方がとっている最低限の知識ぐらいはもっておきたい」と思って,介護職員初任者研修を受講していました。旧ホームヘルパー2級に相当する資格です。ところが,もう少しで受講修了というところで,コロナ関係でアクシデントがあり(注:私が感染したという意味ではありません,念のため。),その関係でその後のスケジュールがかみ合わなくなって,予定合わせに苦慮しながら,先般,ようやく修了することができました。
全15回,おおむね1回が8時間前後。課題や試験あり。やってみて,仕事しながらの受講は,結構きつかったなーと思いました。私だけでなく,現職の介護者ではない,将来のことを考えて仕事をしながら受講している方もそれなりにおり,その姿勢に感動しました。
受講のなかみは,実際の介護で役立つというのはもちろんでしょうが,高齢者のかかりやすい疾患について広く知識を得られたり,特に今は必要であろう感染症及びその対策に関する知識なども得られて,非常に有意義だったのではないかと思っています。よい仲間も得て,今後ますます,高齢者分野の対応に力を入れていきたいと思います。