私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

新型コロナウイルスの面会交流への影響について

離婚の際の大きなテーマと言えば,「子ども」と「お金」です。

なかでも,お金と違って,子どもの話は,妥協がしにくく,間をとるということもしにくいため,非常に紛糾することが多いです。親権が争われると紛争が泥沼化することがありますが,セットで検討されるのが面会交流です。親子の触れ合いは,自分のルーツを知るという意味でも,子どもの心の成長においても重要とされており,裁判所も,面会交流原則実施論をベースに動いていると言われています。

新型コロナウイルスは,こうした面会交流にも暗い影を落としているようです。外出制限,感染リスクの回避などから,実施できていない例が多くあるようです。

イギリスでは,面会交流は非常に重要だとして,外出制限の例外に当たると明示しているそうです。アメリカではオンラインの面会交流が20年ほど前から行われているそうですが,日本でもこうした取り組みが始められるべきなのかもしれません。

裁判所は,緊急性が認められない事案は,ほぼ一律に,緊急事態宣言が解除されるまで,期日を実施していないようですが(地域差などあると思いますので,あくまで実感です。),面会交流に関しても緊急性なしとして協議を延長するのでしょうか…

弁護士側でも,よりより親子の触れ合いを目指して,創意工夫をこらして対応していくべきですね。

なかつ・こどもいきいきプレイルーム

地域における親子のふれあいの場・面会交流候補場所に関する記事の第2弾です。

先日,サンリブ内・なかつ・こどもいきいきプレイルームに行ってきました!子どもの年齢によって,入れる場所が分かれており,元気な子供が小さな子どもを踏みつけるなどの事故防止策をしっかりしています。子どもがなんでもおもちゃを口に入れることを見越して,消毒もしっかりしており,口に含んだものを未消毒の箱に入れておけば,これを定期的に消毒してくれるようです。壁にさまざまな仕掛けを用意したおもちゃが埋め込んであり,つかまり立ちしだしたお子様にも人気がありそう。コンセント差込口が好きな子どもさんの危険防止のため,穴はふさいでいます。絵本読み聞かせのスペースもあり,動き回る年齢のお子様のためには,広々とした遊戯スペース。外側から遊戯スペースはのぞけるよう,透明の仕切りになっています。ランチスペースもあり。親子で楽しい時間が過ごせそうです。

面会交流の場所としても,他人の目が届くなかで,子どもと楽しい時間を過ごせるということ,室外からのぞいて様子を見ることも可能な点などで,1つの候補場所になるのではないでしょうか。

北九州市立 子育てふれあい交流プラザ 元気のもり

地方の離婚でも,例に漏れず,面会交流で紛糾することは,よくあります。なかでも,「面会場所」に頭を悩ませることも。監護親が,非監護親と子どもが密室(相手方の自宅)で面会することに拒否反応を示したり,相手方と同居する親族との面会を嫌がったり,自宅での面会が困難なことが多いです。とはいえ,近くの公園は閑散としていて,なんとなく危ない気がしますし,大型ショッピングモールなどでの面会も難しそう(そのような施設がなかったりします。)。面会交流のための専用の施設・機関もないですし(北九州市であれば,たとえば,通称「こふれ」と呼ばれる機関もあります。),どうすればよいのか…と悩むことが多いです。

地方での適切な面会場所候補は,妙案があれば教えてほしいくらいですが,少し足を伸ばして,中津方面や小倉方面まで出てくれば,いくつか,候補となる場所がありそうです。

先日,息子と,北九州市立 子育てふれあい交流プラザ 元気のもり に行ってきました。夫婦でちょっとした外出したいときは,子どもの一時預かりもしてくれます。さらに,中には,親子で触れ合いができる設備がてんこもり。子どもが落書きしてOKの壁とか,おおっと思う工夫がいっぱい。たくさんの方が利用されていて,お友達もできるかもしれませんね。

面会交流でこういう場所を利用するのもありかなと思います。他の人の目がありますので,そう無茶なことはしないでしょうし,親子の触れ合いを楽しくできるので,楽しい経験を積み重ねていけば,非監護親と子どもが,良い関係を維持していけるかもしれません。

他の人へのプライバシー保護のため,あえて写真は控えますが,公式HPにも様子の一部が載せられていますので,ご参照ください。

大人のためのマッサージチェアなどもあるそうですから,今度は使ってみようかと思います。