私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~
プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~
前科者の生きづらさと,そのようななかでも懸命に更生しようとする者たちの奮闘を描く群像劇。
踏んだり蹴たりで気が付けば薬物犯罪で有罪になってしまった主人公。入居したシェアハウスは前科者ばかりの集う場所。各々,壮絶な過去を回想しながら,ラストに向けて収束していく。
前科者が世間にいかに見られているのかを丁寧に描いている。なかなか就職が決まらない。商店街に警察が介入するのを煙たがられる。一方で,立ち直りを支援したいという想いも描いている。オーナーの父は傷害致死事件で服役し,出所後立ち直ろうとしたが,挫折。以来,前科者が出所後立ち直るのを支援できるようにしたいと考えたという。最初は冤罪の者を陥れることばかりを考えていたのに,最後は人を守るために身を投じる者もいた。
決して明るい話ではないが,重厚ながらも,星野源のキャラにより軽やかさも兼ね備えてみることができる,よくできたドラマではないかと思う。

ビジネスパーソンのための「書く力」
週刊ダイヤモンド・2019年12/21号の特集は,「書く力」です。日々大量の文章を起案し,連絡している我々にとっても役に立つ内容と思いましたのでメモしておきます。
3つの原則を意識する。1 文章は「構造」を意識する。2 文章は「相手」を意識する。3 文章は「語感」を意識する。
1 構造。①誰に何を1番伝えたいのか,②誰に何をしてほしいのか,というそもそもの目的を考える。③相手とのコミュニケーションに必要な「前提」(相手方の知識や関心,メリットの有無など)を考える。④必要に応じ,データ,参考資料,類似例,競合の状況などの情報もそろえる。⑤文章の流れを考える。なお,目的や情報の整理のためには,5W1Hを使うと便利だ。文章の構造を論理的にする「PREP法」(主張→理由→根拠や例→まとめ)や,文章を読みやすくする「3C」(正確に書く,明確に書く,簡潔に書く)を心掛ける。
2 相手。①情報のギャップに配慮する。②誤解されやすい言葉に注意する。③意味をくみ取ってくれるだろうという「甘え」を捨てる。
3 語感。①一文一意。②句読点や記号。③漢字ひらがなのバランス。
なるほど。準備書面を起案する場合も構成は大事です。読む相手である裁判官を説得するために書きます。忙しい裁判官がサーっと読めるよう,語感も気を付けましょう。
準備書面も推敲しますが,そのポイント。ⅰ)人名に誤りはないか。ⅱ)誤字,脱字,変換ミスはないか。ⅲ)文章の目的は明確か。ⅳ)分かりやすい順番で書いているか。ⅴ)無駄に長い文章になっていないか。ⅵ)句読点の位置は適切か。ⅶ)適度に改行をして読みやすくしているか。ⅷ)重複している表現はないか。ⅸ)削れる部分はないか。ⅹ)表記方法に「揺れ」はないか。
ビジネスメールについても,その鉄則につき紹介がありました。こちらは顧問先とのやり取りなどで使えそうですね。
①件名は具体的に。②過不足のない情報。③箇条書きを使う。④要旨から詳細へ。⑤曖昧さを残さない。⑥1通5分以内で作成。⑦無駄なやり取りを減らす。⑧CCは極力減らす。⑨断るときも丁寧に。⑩過度な敬語は不要。
また,比較的新しい問題として,ジェンダーの関係でステレオタイプな表現に要注意という特集もされており,なかなか興味深かったです。「『やっぱり』,クルマの運転って苦手ですか?」という統計的差別で炎上したトヨタのケース,「『コックゥーん』しちゃった」という性的ともとれる表現で炎上したサントリーの事例など,ジェンダーに関する教養も身に着けないといけない。「人数や登場回数が男女どちらかに偏っている」「シンボルマークやマスコットが男女どちらかに偏っている」「特定の年齢の男女しか描かれていない」「服や持ち物の色,服のデザインが性別で固定化」「職業,スポーツ,学術,学びなどで男女が固定化」「仕事は男性,家事,育児,介護の担当が女性」「男性が指導者,女性が相談者など,優劣や上下関係が男女で固定化」「内容に関係なく,人目を引くために女性の容姿,身体の一部を利用」「男女どちらかのみの表現,女性を強調する表現など,男女の扱いが異なる」といったステレオタイプな表現には要注意。
その他,チャットツール&SNS,プレゼンの場合,反転系としてさまざまな言葉,間違えやすい氏,尊敬語・謙譲語・丁寧語,接続詞,慣用句など,さまざまなバリエーションで特集。すべてのビジネスパーソンが一見の価値ありです!
令和元年度築城基地航空祭 2019.12.8
令和元年12月8日(日)。待ちに待った築城基地航空祭に行ってまいりました。
1年に1度,築城基地(自衛隊)において,大規模な航空祭が行われます。飛行機・戦闘機の展示(実際にコクピットに乗ってみることができるものもあります!)に加え,編隊飛行,機動飛行,模擬対地攻撃などの実演,各種出店,グッズの販売など盛りだくさん。電車で移動しましたが,臨時で築城駅行の電車が配備され,JR職員も多数対応されている徹底ぶり。かなりの人ゴミで大変ではありましたが,息子と一緒に楽しむことができました。大人でも(大人だから?)ワクワクする内容です。妻は爆音がダメなので連れて行くことはかないませんが,地元の一大イベントとして,今後も参加していきたいと思いました。(ただ,住民との関係では,騒音問題など,一筋縄ではいかないようです。)
戦利品としてブルーインパルスの模型をゲット。光って音が出るタイプです。他にもさまざまグッズ販売がありました。
来年以降も開催されると思いますので,興味がある方はぜひともご参加ください。車で来るとひどい目に遭うと思いますので(笑),電車での移動をおすすめします(最寄りの築城駅から歩きで正門まで5分くらいでないでしょうか。)。
写真は,あくまで一部ですが展示物の紹介。肝心のブルーインパルスは,ぜひご自身の目でご確認ください。

行橋に成年後見センター
本日の西日本新聞・21面・京築版「行橋に成年後見センター」
豊前市の第一審の裁判所管轄は,行橋市にある福岡地方・家庭裁判行橋支部になります。成年後見の関係は,ここの家裁で取り扱われることになります。
記事によると,行橋市,苅田町,みやこ町の方々が利用できる県内初の広域連携のセンターができるそうです。令和2年7月,ウィズ行橋内。1市2町の成年後見の利用率は2.7%にとどまっており,手続支援・相談・啓発活動に取り組むとのことです。
統計からわかるとおり,同制度の利用は低調のようです。どこの地域でも同じでしょう。制度の使いにくさや周囲の者の反発なども指摘されていますが,「判断能力の低下した者を支援する,守る」というような理念が浸透しておらず,本人に生じる制限や家庭への第三者の介入といったマイナスに捉えかねられない部分が強調されてしまっているという現実もあるのかもしれません。
本当に必要がなければ,利用しなくてよいでしょうが,これだけの高齢社会でニーズがないとも思われませんので,このセンターの開設で窓口が普及し,理念の浸透が進み,成年後見等制度が適切に利用されていくことを期待したいです。
もちろん,我々も,適切に業務を遂行し,翻って啓発活動もできるよう,力を尽くしていきます。
離婚の決め手はDNA
本日の日経新聞を読んでいると,「離婚の決め手はDNA」(1面)という記事が目に留まりました。
どういうことかとなかみを読んでみると,「遺伝子検査の相性判定サービス」に頼り,その相性スコアから,「(この遺伝子パターンでは)長続きするカップルは少数」という説明を受け,「生物的に合わないならと吹っ切れた。妻も納得した」といいます。
離婚の決め手となる後押し・材料になるということだと思われましたが,そのような考え方もあるのですね…
弊所では離婚事件も多いですが,離婚事件においては,離婚に至る経緯をひととおりお聴きします。このような過程を経て離婚に至るご家庭もあるのだなと,参考にさせていただきます。
交通事件の弁護活動の在り方
弊所は,取扱事件の約4割(日々変動するので,体感)が交通事故事件です。注力分野ということになるでしょうから,(交通事故関係刑事対応の参考という意味合いが強いですが,)自己の研鑽のため,道路交通研究会編/東京法令出版発行「月間交通」を購読しております。概ね,警察官がどのような交通取締りをしているか,最近はどんな問題が多いか,最新裁判例(刑事事件中心),交通の将来像,各種統計など多角的に検討しており,なかなか面白いです。先般送られてきた最新号(2019.11)は,あおり運転関係の記事が多く,やはり近時問題になっているのだなあと感じさせられます。
なかでも,昭和大学医学部法医学口座教授・警察大学校講師・元最高検察庁検事・城祐一郎氏の特別寄稿が目につきましたので,自分への戒めも込め,紹介させていただきます。
同氏が,弁護士の活動態度について峻烈に批判している部分につき,以下のような記載がありました。
「我が国は,これまで述べた交通警察をはじめとする多くの部署の警察官が誠心誠意職務を全うしようとすることで,実に,治安の良い,平和な社会を維持することができております。私も検事として警察と一緒に捜査をしながらも,警察のおかげで,自分も,また,家族も安全に暮らせていられるのだと感謝してきております。しかしながら,弁護士の中には,そのようなことに思いを馳せることもなく,常に,警察を敵視するような弁護活動をする者らも少なくありません。私は,彼らを心から軽蔑しております。彼らが好き放題のことを法廷で言えるのも,彼らが不在時の家族を警察が守ってくれているからだということに思い至らないからであります。私は,彼らと同じように見られるだけでも不本意ですから,検事を辞めても弁護士にはなっておりません。また,今後,弁護士登録をすることも絶対にありません。」
なんとも耳が痛いですが,警察官の活動に敬意を忘れず,日々の生活,業務にあたっていきたいと改めて意識喚起がされた思いです。もちろん,弁護士が警察と敵対するか否かは事案によるのではないかとか,立場の違いとか,いろいろ想うところもないわけではないですが,とある(元)検事はそのような感想を抱いているというご意見につき,心に留めておきたいと思い,ブログで紹介させていただきました。
オレンジリング取得しました!
オレンジリングは,認知症サポーターの証です。「認知症の人を応援します。」という目印になります。なにか特別なことをするわけではありませんが,「応援者」としてできることをしていきます。
私が活動する豊築エリアや大分県北部(中津市,宇佐市,豊後高田市など)も,少子高齢化の波が押し寄せてきています。豊前市は,高齢者が約4割ともいわれており,それに伴い,認知症の問題は大きな問題と言えましょう。研修のなかでも,大分県の高齢者の5人に1人は認知症高齢者であるという統計の紹介がありました。仕事柄,後見事件や相続関係事件(遺言能力が問題になる場合など),交通事故事件(後遺障害など)で認知症に触れ合う機会も多く,お客様も相応にご高齢の方もいらっしゃることなどから,認知症サポーターとして研修を受け,実務に活かしていきたいと考えておりました。今回,その願いがかなったので,これからの実務に活かしていきます。
研修の中では,約90分にわたり,「99歳 母と暮らせば」という映画を鑑賞いたしました。二男による99歳の母の介護生活を淡々と描いたものです。ナレーションは入りますが,最低限の説明や内心の想いを言葉にしているだけで,解説や説明などの描写はほとんどなく,淡々と生活風景を描いている作品でした。それだけに,ああ,こんな介護生活もあるのだなと感心したものでした。二男さんは,明るい母のおかげで介護も苦にならない旨を述べていましたが,かなり献身的に介護しているように見えましたので,要は心の持ちようなのかなとも感じました。周囲が温かく見守る,応援するという介護生活,あたたかな社会と言うのはこういうものなのだろうとイメージもわきました。大変参考になりました。
認知症と言うのは,はたで見てもよくわからないものです。介護専門職ではありませんが,事件の中で実際にかかわってみても,益々そのような思いを深めています。自分もいつかはなってしまうかもしれない認知症,私も認知症患者の方を温かく見守れるようになりたいですし,これを法律実務のなかでも生かしていきたいと思っています。

「企業不祥事を防ぐ」
國廣正著「企業不祥事を防ぐ」
國廣先生の著書は,読みやすく,それでいて内容は深く,本質に迫る話をわかりやすく記載してあるので,非常に勉強させていただいております。
ルールを定め,厳しくし,それを守ることで「コンプライアンスを遵守してる。」。とにかく研修をする。こういった 「面白くない」「やらされてる」コンプライアンスではダメだ。人間の誠実さ,悩み,我慢,勇気…といった,ものがたりのある対応。ストーリーを伴う対応に共感するみながついてくることによって,コンプライアンスが実現できるのではないか。などなど,経験に根差し,大変含蓄のあふれた危機対応を学ぶことができます。
先生の著書は,法律の話,条文の話はほとんど出てきません。しかし,法律を無視しているわけではなく,むしろその趣旨・精神を十分にくみ取りながら,現実に生起する社会問題として体当たりで考え,対応しているところが素晴らしいのだと思います。
しっかり勉強して,豊前地域で危機管理が必要な場合があれば,適切に対応できるようにしていきたいです。
成績不良者の解雇
熾烈な争いに発展しがちな解雇紛争。日本の労働法制は,採用,人事,配転などに会社の広い裁量を認める反面,解雇については厳しき規制していますから,解雇紛争なった場合,翻って予防が必要な場合,会社において慎重に検討しなければなりません。
解雇事由,もっというと動機のなかで最も多いのは,成績不良,つまり「パフォーマンスが悪いので解雇したい」というものだと言われていますが,感覚的には,解雇はとても難しい印象です。以前,労働者からの相談で,会社の解雇はどう考えても無理筋だと思える,成績不良を理由とする解雇があったのですが,会社と直接話をしても,「これだけひどい成績不良なのだから,認められると自信を持っています」と述べて打てあわない対応。しょうがないので提訴も含めて考えようかと思っていた矢先,会社側に代理人が介入して,「あれはどう考えても無理筋な解雇なので,復職してください」という話をいただいたことがありました(本人が既に復職を望まなくなっていたので,そこからも苦労して交渉することになったという続きがあるのですが…)。
おおむね,以下のような事実の立証が必要と言われていますが,まあ難しいんですよね…
1 出来が悪いという事実
⑴ 出来が悪いという客観的な記載
⑵ これの内容をなす,行動,発言,不作為
⑶ その労働者に帰責することができるのか
⑷ ある程度の期間を与えているのか
2 教育指導・訓練・叱咤激励したけどだめだったという事実
⑸ 漫然,現状を甘受していたのではなく,よくしようと企業側もきちんと頑張った証拠
…ここでいう「出来が悪い」ということ自体が主観的な評価を含むものですから,客観的に立証するのは思いのほか困難です。日本は,恨まれないように,(実際はさておき)あまり評価としては悪いものをつけないという企業文化があるのではないかとも言われています。出来の悪さについて「あれのせい」「これのせい」と,自分には非がないように主張することも多く,客観的に立証するというのは難しい。
時間を与えて,改善を促し,指導・訓練等していくという点に関しても,わざとらしいと,裁判所も気が付いてしまうでしょう。書面(証拠)を積み上げても,解雇が有効と判断されないかもしれず,証拠がないと解雇が有効になりにくいですよとはいうものの,証拠があればいいというものでもありません。
本当にその社員のことを考えて指導していればいいですが,クビを切るためのステップ・作業となってしまっている場合は要注意です。こうした指導・訓練が愛をもってしっかりできていれば,労働者の方から改善を図るか,場合によっては,迷惑を掛けているとして辞めていくようなこともあるようです。訓練といっても何をするのかという問題もあります。ビジネスは日々刻々と変化していくもの。どのような対応が望ましいか,悩みは尽きないですね。
パフォーマンスがあがらないという理由で解雇などを考えている場合,1度立ち止まって,専門家の意見を仰いだ方がよいかもしれませんね。解雇紛争が訴訟に移行した場合,会社側としては厳しい戦いを強いられるかもしれません。はやめの検討をおすすめいたします。
「マイホームこれからセミナー『失敗しないための住宅ローンの話』」
11月10日,いつもお世話になっている高瀬先生のセミナーに参加して勉強させていただきました。
消費税増税で税金が気になる昨今,贈与税非課税枠が最大3000万円に拡大!などのタイムリーな話題を紹介。住宅ローンの種類と金利に気を付けることというアドバイスをいただき,住宅ローンには民間金融機関のそれとフラット35の2つがあること,その特徴を分かりやすく説明。住宅ローンを借りるときは,「借りれる金額」ではなく「返せる金額」でなければ失敗する。成功パターンは,総予算を検討し,そこから逆算するように,予算にあわせた土地・建物を同時に考えるというやり方。団体信用保険がある現在では,万が一があったときに家族を守るためにあえて家を買うという考え方もあることなどの紹介を受け,なるほどと思いました。
士業の先生方が活躍している様を見ますと,励みにも勉強にもなります。私も不動産についてもっともっと勉強し,僕は僕なりに色々工夫して活動できるように頑張りたいと思います。
