私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。
仏の里くにさき・とみくじマラソン大会
国東(くにさき)半島は,九州の最東端にぽこっと飛び出た,特徴のある半島です。大分空港をご利用の方は,その周辺部として,把握されている方も多いのではないでしょうか。
平成30年11月11日(日),同半島で,「仏の里くにさき・とみくじマラソン大会」が開催されました。弊所からも弁護士・事務局ともども,参加してまいりました。
マラソン途中には,「開運橋」を通過するなど,弊所の今後の開運を記念してという意味も込めての参加です。
いきなりフルマラソンというのは,ハードルが高かったかもしれませんが,たまには大自然と触れ合いながら,自分の限界にチャレンジしてみるのもよいかと思いました。
一応,若いころは,陸上部(主に中距離走)だったのですが,運動不足には勝てないですね。息切れをするなどというより,とにかく,進めば進むほど,足が割れそうに痛い。体重のせいで足に負担がかかっているという面もあるでしょうが,犬鼻峠の上り坂は心を折るに十分な破壊力をもち,かなりしんどいマラソンでした。私は,残念ながら,午後2時までに30kmの関門を突破できませんでしたが,事務長は完走しました。おめでとうございます。
しかし,今回地獄を見た上(笑),開運橋もしっかりと通ってきましたので,これから1年,開運,上昇運となるばかりです。ご依頼者様への還元もできるはずです。「とみくじ」=富来路ですし,験担ぎはばっちり。体を鍛えて,また開運橋を通過しながら,完走にチャレンジしてみようと思います。
いとこのビニー
「いとこのビニー」
かなり古い映画(1992年)ですが,なかなか面白かったです。
基本的なストーリーとしては,えん罪で裁判にかけられた2人の若者が,絶体絶命の中で,いとこのビニーによって無罪を勝ち取る物語。
えん罪という重いテーマを扱いながら,全体としては,弁護人のビニー(ジョー・ペシ)のキャラクター的に,コメディ・タッチで進行していきます。それでいて,都心部から田舎に来た若者がその地で殺人の罪を疑われるという構図上,地方における差別・偏見の問題など,深いテーマに挑んでいるような側面も垣間見えます。
どこまでがリアルなのか判断がつきかねますが,権威をふるう裁判官の様子も,日本とはだいぶ違いますね。本作の(法曹関係者における)最大の見どころは,反対尋問でどのように証人を突き崩すかというところですが,法廷でメジャーを持ち出して距離を測りながら視力の実験をしたり,視認状況につき,障害物となり得るものを1つ1つ質問を重ね,最後にそれでも見えたのかと追いつめる様子など(注:一般論としては,そんな質問しなくても,見えなかったのではという評価は弁論で意見すればよいのではと言われていますが。),なるほど~と思った突き崩し方も散見されました。
まあ,現実でこんなにうまくいくかはさておき,証人テストをみっちりやって尋問にのぞんだり,基本に忠実に,成功をおさめているようにも思いましたので,素直にいいところを吸収していきたいと思います。
そんな難しい話は考えなくとも,導入部から,かみあわない登場人物のやり取りがコメディ・タッチで描かれ,法廷初参戦のいとこのビニーが成長していき無罪を獲得する様は,とても痛快で,面白かったです。おすすめの一作。
創業塾
豊前商工会議所の企画で,創業を考えている起業家,又は創業から間がない企業を対象に,創業塾が開催されました。平成30年10月27日(土)13時~17時,同11月3日(土)13時~17時の2日間にわたり,株式会社ソルネット経営を講師に迎え,貴重なご講演をいただいた上,事業計画の作成,発表・討論会などを行いました。
さまざま感銘を受ける話がありましたが,印象に残った言葉を,備忘の意味も込め,紹介させていただきます。
1 三意三感
①熱意=一所懸命の,三感(お客様からの感謝感心感動)を生む行動。②誠意=小さな約束でも守る,誠実な人柄。③創意=研究心,分析力,差別化。
2 始末,算用,才覚
3 三途の川
①判押さず(保証人にはならない),②金貸さず(貸すくらいならあげた方がよい),③役就かず(本業に支障が生じるほどの役職には就かない)
4 普況
好況,不況,ではない。一般論としての景気ではなく,私の事業が上向きかどうか。
5 創業のTWPDCAサイクル
①Tinking=考え,②Will=意思,③~⑥=PDCA=プラン・ドゥー・チェック・アクション
6 失敗しても良い,致命傷でなければ
×反社との付き合い,×コンプライアンスの軽視,×資金ショート
7 経営=継栄
斎藤公一先生は,株式会社ソルネット経営の代表取締役会長,経営コンサルタント歴47年とのことです。凄いですね。フランスベッド販売株式会社でトップセールスマン,その後株式会社田辺経営(現㈱タナベ経営)で敏腕をふるい,独立したとのことです。いろいろコメントをいただきましたが,重みのある言葉でした。「これは!」という人を3人つかまえなさい,というアドバイスもいただきましたので,我こそはという方がいればご協力ください(笑)。
私は,いまだ豊前の地で2年間の活動をしているに過ぎませんが,末永く地方のために活動を続けられるよう,今回の研修を活かしながら頑張っていきたいと思います。
創業間近,創業からわずかといったタイミングでの,同じような志,境遇の方々との出会いもいただけ,非常に充実した研修会だったと思います。
企画をいただいた豊前商工会議所の方々,ありがとうございました。
高齢者の消費者被害防止講演会について(@香椎)
平成30年10月29日,香椎下原公民館にて,民生委員や福祉施設職員向けに,高齢者の消費者被害防止講演会を行いました。各地で行っており,私も何度も担当させていただいております。
事前予防の重要性,アンテナが張れるような知識の習得や,事後的な対応としてクーリングオフなどの知識を習得できることを目指しました。
同講演会のなかで,福岡県警察による,最近の被害の手口についても,紹介をいただきました。最近は,百貨店や警察を語るオレオレ詐欺が多発中なのだそうです。
Aさんの自宅に,有名百貨店を騙る電話が。
「●●百貨店ですが,本日,キャッシュカードを使って,宝石を購入しませんでしたか?」「覚えがないようでしたら,不正利用かもしれませんので,警察に連絡をいたしますね。」
↓
電話が切れた直後,さらに,警察を騙る電話が。
「●●署の者ですが,あなたのカードが偽造されて,犯人が宝石を購入したようです。」「口座保護のために,残高いや暗証番号を教えてください。」
Aさんは,慌てて教えてしまいます。
↓
ニセ警察官は,「そのカードは使えないので預かりますね。」「ご自宅に警察官を派遣しますね。」などと告げ,電話中に代理人をAさんの自宅に寄越し,これを信じてしまったAさんは,ニセ警察官に,カードを渡してしまったのです。
…というのが,最近の手口なんだそうです。
警察官が,電話で口座番号や暗証番号を聞くことはありませんし,他人にキャッシュカードや通帳を渡してはいけませんね。また,ニセ電話詐欺被害防止機器(家電量販店で購入可能)の購入を検討しましょう。「この電話は,被害防止のため,録音しています。」とアナウンスが流れ,実際に,録音をするようになって,被害防止をしてくれるそうです。
みなさま,消費者被害には気を付けましょう。
講演会の写真を撮り損ねたので,今回は,文章のみで失礼いたします。
開設2周年記事
平成30年10月3日で,弊所の開所2周年を迎えました。 記事にしていただけましたので,ご紹介いたします。 以下,平成30年10月11日・朝日新聞・朝刊・29面・京築版からの引用です。
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街の法律家 公設2年
弁護士過疎解消へ 豊前の事務所、受任着々
弁護士過疎解消のため日本弁護士連合会などが運営を支援する公設の豊前ひまわり基金法律事務所(豊前市青豊)が開設され、2年となった。交通事故や借金などを中心に、地域住民の相談窓口として親しまれている。
所長の西村幸太郎弁護士(32)は熊本大、広島大法科大学院をへて2012年の司法試験に合格。弁護士過疎解消問題に取り組むあさかぜ基金法律事務所(福岡市)で実務を積み、16年10月に開所した豊前の事務所の初代所長になった。
西村所長によると、1年目はアドバイスのみの相談は218件、代理人を受けた事案が53件だった。2年目は相談が159件。受任が93件と、実際に代理人を務めたケースが増えた。交通事故が3割超で、離婚や相続などの家事事件、債務整理、その他がそれぞれ2割ほど。刑事事件は1割弱だった。
相談内容を見ると、交通事故では、むちうちの焼香を巡って依頼人の訴えと保険会社の見解が対立し、治療費の支払いが打ち切られた例が目立った。債務整理では「自宅と車は手放したくない」という依頼者が多く、要望をどこまで実現できるか悩ましいという。
講演や研修会の講師依頼も増えた。1年後には同事務所から独立できるよう準備を進める。
「知り合いも増えてきた。これからも地域に密着し、相談しやすい弁護士を目指したい」と意欲を燃やす。
相談は平日午前9時~午後6時。問い合わせは事務所(0979・53・9106)へ。 (小浦雅和)
写真…「支えていただいた地域の方々に感謝」と話す西村弁護士
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今後もよろしくお願いいたします。
事務所開所2周年
本日,平成30年10月3日,事務所開所2周年を迎えました。平成28年10月3日に赴任してからはや2年。あっという間でしたが,地域のみなさまに支えられて,なんとか事務所運営できています。本当にありがとうございます。このまま豊前に骨をうずめる覚悟で,活動を続けてまいります。あと1年の任期をまっとうした上,公設の事務所から一般の事務所化して,地域に根付いてやっていく方針です。今後もよろしくお願いいたします。
幣所事務員の司法試験合格
幣所で勤務しておりました松本(豊前市出身)が,司法試験に合格しました。おめでとうございます。記事として取り上げていただいたので,紹介いたします。
以下、記事文章の引用です。
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豊前出身・松本さん、司法試験合格 「困っている人に寄り添う法律家に」意欲 バイト先 市内の法律事務所もエール
今年の司法試験に豊前市出身で、7月から市内の豊前ひまわり基金法律事務所で調べ物や書類作りを手伝うアルバイトをしていた松本尋規さん(25)が合格した。名古屋大法科大学院を修了して2回目で難関を突破。「困っている人に寄り添う法律家になりたい」と意欲いっぱいだ。
松本さんは、同市の八屋小、八屋中、青豊高校を卒業し、鹿児島大法文学部に進んだ。高校で、法学部出身だった社会科の先生の話の面白さや考え方に共感し、法学関連の学部を志したという。大学3年のとき、法科大学院を修了すれば就職にも有利だとのアドバイスを受けて、名古屋大法科大学院の法学既習コース(2年)へ。講師を務める弁護士や検事らと懇親を深めるうちに、法を通じた責任ある仕事で社会貢献をしたいと思い、本格的に司法試験をめざしたという。
大学院の2年間は、24時間使える自習室を朝9時から夜の12時まで利用した。授業や食事、休憩以外は出ず、1日10時間以上の勉強が続いた。盆や正月に帰省することもほとんどなかったという。
それでも、大学院を修了した昨年は不合格だった。「論文の説得力が弱かった。知識があれば何とかなると思っていた」と振り返る。その後は名古屋の法律事務所で午前中にアルバイトし、先輩らの助言を受けて論文対策も進め、今年の試験に臨んだ。「親や周りの人にいろいろ負担をかけているので、合格を報告している自分を思い描きながら勉強を進めた」
豊前ひまわり基金法律事務所の西村幸太郎所長は「短い間だったが、実務に興味深く取り組んでくれた。依頼者の立場で頑張ってほしい」とエールを送る。今年の司法試験の合格合評は11日にあった。法務省の発表では5238人が受験して1525人が合格。合格率は29.11%だった。新試験が始まった2006年以降では受験者数も合格者数も最少だった。(小浦雅和)
朝日新聞 2018年9月28日 朝刊 29頁 京築
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松本さん、頑張ってください。
幸い,その他にも,幣所で勤務している事務は海事代理士の資格を有するなど,多彩な才能の持ち主が集まっています。幅広いサービスを目指して今後も頑張っていきます。よろしくお願いいたします。
なかつ・こどもいきいきプレイルーム
地域における親子のふれあいの場・面会交流候補場所に関する記事の第2弾です。
先日,サンリブ内・なかつ・こどもいきいきプレイルームに行ってきました!子どもの年齢によって,入れる場所が分かれており,元気な子供が小さな子どもを踏みつけるなどの事故防止策をしっかりしています。子どもがなんでもおもちゃを口に入れることを見越して,消毒もしっかりしており,口に含んだものを未消毒の箱に入れておけば,これを定期的に消毒してくれるようです。壁にさまざまな仕掛けを用意したおもちゃが埋め込んであり,つかまり立ちしだしたお子様にも人気がありそう。コンセント差込口が好きな子どもさんの危険防止のため,穴はふさいでいます。絵本読み聞かせのスペースもあり,動き回る年齢のお子様のためには,広々とした遊戯スペース。外側から遊戯スペースはのぞけるよう,透明の仕切りになっています。ランチスペースもあり。親子で楽しい時間が過ごせそうです。
面会交流の場所としても,他人の目が届くなかで,子どもと楽しい時間を過ごせるということ,室外からのぞいて様子を見ることも可能な点などで,1つの候補場所になるのではないでしょうか。
ドライブレコーダーの効用
交通事故で揉める事件の典型は,過失割合=事故態様でもめるケースです。そんなとき,ドラレコの映像=客観的証拠があれば,グッと解決に近づきます。弁護士としては,せひともつけてもらいたいと思うのですが,少なくとも私は,ドラレコを付けていた依頼者に出会うことがほとんどありません。地方だからかそうでないのかわかりませんが,まだまだその程度の普及率なのだと思います。
かくいう私も,ドラレコをつけたのは,最近です。ドラレコをつけると,事故が起きてしまったときの証拠になるという効用だけでなく,そもそも,録画されているという意識から,運転に慎重になるという効用も期待できます。事故が予防できれば,それに越したことはありませんね。さらに,「ドライブレコーダー 録画中」などといったステッカーを,後部などに張り付けておくと,煽り運転防止に役立つそうです。みなさん,他人の目があり,形に残っちゃうと,非常に慎重になるようですね。
価格も,せいぜい数万円ですし,ぜひとも活用を広めていければと思います。少なくとも,私が話す機会のある方には,広めていこうと思いました!
北九州市立 子育てふれあい交流プラザ 元気のもり
地方の離婚でも,例に漏れず,面会交流で紛糾することは,よくあります。なかでも,「面会場所」に頭を悩ませることも。監護親が,非監護親と子どもが密室(相手方の自宅)で面会することに拒否反応を示したり,相手方と同居する親族との面会を嫌がったり,自宅での面会が困難なことが多いです。とはいえ,近くの公園は閑散としていて,なんとなく危ない気がしますし,大型ショッピングモールなどでの面会も難しそう(そのような施設がなかったりします。)。面会交流のための専用の施設・機関もないですし(北九州市であれば,たとえば,通称「こふれ」と呼ばれる機関もあります。),どうすればよいのか…と悩むことが多いです。
地方での適切な面会場所候補は,妙案があれば教えてほしいくらいですが,少し足を伸ばして,中津方面や小倉方面まで出てくれば,いくつか,候補となる場所がありそうです。
先日,息子と,北九州市立 子育てふれあい交流プラザ 元気のもり に行ってきました。夫婦でちょっとした外出したいときは,子どもの一時預かりもしてくれます。さらに,中には,親子で触れ合いができる設備がてんこもり。子どもが落書きしてOKの壁とか,おおっと思う工夫がいっぱい。たくさんの方が利用されていて,お友達もできるかもしれませんね。
面会交流でこういう場所を利用するのもありかなと思います。他の人の目がありますので,そう無茶なことはしないでしょうし,親子の触れ合いを楽しくできるので,楽しい経験を積み重ねていけば,非監護親と子どもが,良い関係を維持していけるかもしれません。
他の人へのプライバシー保護のため,あえて写真は控えますが,公式HPにも様子の一部が載せられていますので,ご参照ください。
大人のためのマッサージチェアなどもあるそうですから,今度は使ってみようかと思います。